雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本日のモモ

最近、ありがたいデジカメをゲットすることに成功しました。今日は留学生たちとお花見。そして疲れちゃったモモ。院生の中に昔仙台で教えた中国人がいて、5年ぶりに偶然再会しました。彼はモモを見るなり「あ、モモ!」と口にした……どこで会ったのか尋ねた…

転移

もはや覚悟していたこととはいえ、それは決定的な宣告でした。もっと早く、と思わなかったと言えば嘘になります。が、幸いなことに私は、こういうときに自分を責めまくって勝手に落ち込むような性格ではありませんでした。早くに手術ができなかったことはど…

検査

翌日我々は再び、Sペットクリニックを訪ねました。断脚手術は脚全体を対象として行われます。 人間の気分的捉え方をすると、骨に異常があるのは膝から先の骨のみで、他は問題はありません。しかし先っぽ半分を切って残すと、残された骨が肉を破って出てきて…

余命

前の病院のS先生が、どちらかの腎臓に異常が出始めたら、突然死の可能性があるから先に取ることを考えたほうがいい、という意見の持ち主なのに対して、T先生は、それは私の考えとは違いますね、という人でした。それ以外の診断及び治療の基本方針は、S先…

良医

Sペットクリニックは、最初から印象のいい病院でした。まず、夜でもやっていて、急患や時間外でも受け入れてくれる。私も職業柄、手当のない時間外労働や休日出勤の多い身ですが、獣医でこれをやってくれるところは実はあまりありません。実家のある仙台な…

転院

獣医が野生を語って自然状態を推奨するなんて、自己否定じゃないでしょうか。モモは心臓に持病があり、また赤ちゃんの頃に父のトラックに(わざとでなく)はねられて股関節を傷めていたので、デブが悪いことは飼い主の私は重々承知しています。その私がもう…

食欲

M動物病院のS先生と考え方が合わないというのは、例えばこういうことです。モモは4年ほど前に卵巣膿腫の手術をして以来、つまり避妊手術と一緒なわけですが、異様な食欲を見せ始めます。若い頃は発情期になると1週間ひとくちもエサを食べないときもあり…

帰国

帰国して実家にたどり着いたのは夜中と呼べる時間でしたが、私は久々に会ったモモに小さなショックを受けます。白髪が増えている(ように見える)。ここ半年ほどで出始めた後頭部の白い毛も増えているような気がするし、目や口の周りなんか真っ白。一晩で金…

出張先で

出張中、どうぶつたちは実家に預け、弟の新しい嫁に面倒を見てもらっていました。 彼女はメールでようすを知らせてくれ、その内容が本当であるしるしに写真も添付してくれました。 さっき分かりました! モモさんは左足でポリポリ掻けないんですね。 首や顔…

出張前夜

退院してしばらくは運動を控えるようにと言われましたが、モモは犬だし散歩好きです。老犬が外出したがっているのに医者のルールを押し付けることもあるまいと、我々は凍った道で滑ったりしないように細心の注意を払いながら、ぴょん跳ね散歩を敢行しました…

病理検査

折れた骨はだいぶもろくなっていて、器具でつかんだだけで跡がつくほどだったそうです。ただS先生の感触では、骨肉腫特有のモサモサした影が見られないので、積極的に腫瘍を疑う必要はない、との話でした。人間のガンの専門医には、そんなはずはない、最悪…

最初の手術

骨折した翌々日、最初の手術をしました。 モモは前日から入院していましたが、一晩中哭いていたそうです。飼い主と離されるとそれだけで大騒ぎする「分離不安」の傾向のあるモモですが、結局これに続く1週間ほどの入院の間、諦めておとなしくなるまで、モモ…

私の犬

まず両親に電話をしたのは、なんだかんだ言っても私にとってのどうぶつの意味を一番よく知っているのはやはり両親だからですが、普段彼らは、特に父は、モモをとてもバカにしています。理由はずばり、モモが黒いからです。彼らは犬は茶色でなくてはならない…

その翌日

翌日朝イチでかけこんだかかりつけのM動物病院では、S先生は見るなり「骨折してる」と言いました。腫れてるし、触ると指のあとが残る、と言われ、前日に急患で行った病院でレントゲンを撮ってもらわなかったことを後悔します。とにかく検査のためにモモを…

その夜

モモが飛び上がって歩けなくなったその夜、私は奴を抱きかかえて散歩の残りの道程を急ぎ帰宅したものの、かかりつけの動物病院の診療時間は過ぎており、おまけにそもそもが休診日の月曜日でした。何があったのかまったくわかりませんでしたが、モモはとにか…

モモの話をします

モモが夜の散歩用に新調した「赤いピカピカ」をつけ、いつも通り機嫌よく歩いていた途中、突然ワキャンワキャンとただならぬ悲鳴をあげて飛び上がったのは、1月28日のこと。我々の暮らしと心持ちが大きく変わることになった最初の瞬間でした。モモは何度も…