雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

帰国

帰国して実家にたどり着いたのは夜中と呼べる時間でしたが、私は久々に会ったモモに小さなショックを受けます。

白髪が増えている(ように見える)。ここ半年ほどで出始めた後頭部の白い毛も増えているような気がするし、目や口の周りなんか真っ白。一晩で金髪が白くなったというマリー・アントワネットをなんとなく思い浮かべます。それにいつもなら長期間自分を放り出した飼い主にちょっとした怒りを示してドツいたりしてくるのに、明らかにイキが悪い。そして問題の脚は、あからさまに腫れています。

帰国後の1週間は週末も含めて休みをとっていたので、当初は少し実家でのんびりして、弟の嫁の世話になるつもりでいました。母によるとモモは実家に預けられていた2週間ずっと元気で、私が帰る前日の夜からにわかにおとなしくなった程度だとのことでしたが、母は私を安心させるための嘘をつく人なので、もう少し元気がなかった可能性もあります。予定を変えて急遽帰村しないことにはどうにも落ち着きません。


翌朝まずはM動物病院に電話してみると、医者はとにかく来てくれ、そのときに話します、と言います。結果がよかったのなら一言言ってくれればいいのに、来てくれ、の意味は想像がつきます。母の実家に線香をあげに行き、昼過ぎに成田からトランクが届くのを待って、夕方の高速道路で村の動物病院に直行しました。

我々を待っていたのは、病理検査の最悪な結果でした。

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