出張先で
出張中、どうぶつたちは実家に預け、弟の新しい嫁に面倒を見てもらっていました。
彼女はメールでようすを知らせてくれ、その内容が本当であるしるしに写真も添付してくれました。
さっき分かりました!
モモさんは左足でポリポリ掻けないんですね。
首や顔を掻いてあげたら気持ちよさそうにしていました。
暖かい昼間は日光浴、寒いときはお家の中にいます。
あんあん(筆者注:猫のあんずのこと)は一日のうち20時間位、
椅子の上で良い子にしています。
二人ともよく食べ元気です。もちろんブリブリにウンチもしています。
現地スタッフが犬の心配をする私を気遣ってプリペイドのテレカをくれており、それが5ドルで102分も話せることがこの頃既に判明していたので、私は日本の嫁に電話をしてみました。
実は当時、4人とも存命だった祖父母のうち母方の祖母がついに亡くなるという家族の大事件が起こっていたのですが、嫁は長女の長女で初孫である私の代役を立派に努めた上に、犬猫の話で電話を終始するという気遣いまで見せてくれたのでした。
こうして出張は表面上つつながく推移し、私は日加双方の事務方から信頼を得るだけの仕事を無事こなし、無理して来た甲斐があったぜと意気揚々としていたわけですが、そのさなか、たまたまつけていただけのテレビで、今後の暮らし方に関わる大切な言葉を耳にします。