雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

点滴用クッションをいただきました。

 

先日ついったの通りすがりに、猫さまの「点滴用クッション」なるものの「譲ります」情報を見かけました。そういうブツがあるのを知ったのも初めてだったのですが、楽天で検索したらけっこういいお値段がする。試しに買ってみる、というにはちょっと高かったので、知らない方なのに図々しくも譲渡先に立候補したら、ほんとに送ってくださいました。

 

写真の1枚目がもなか。点滴歴は、丸3年以上。エコー検査では、腎臓のひとつが肥大し、もうひとつは萎縮してしまってほとんど機能していないそうです。

2度ほど彼岸の手前まで行ってしまって、毎日の補水点滴で乗り切り復活しました。以来、1日おきに点滴してます。おかげでわたしを見ると基本的に逃げます涙

 

写真の2枚目は、黒猫ジョジョジョジョは保護時のコンディションがとても悪かったのでいろいろなところが悪いのですが、腎臓はほんの5歳くらいのときに「腎不全レベル」と言われてこれも死にかけ、同じく補水点滴で乗り切りました。

ちょうどその頃かかりつけの動物病院を増やしたのですが、その増やしたI病院は、昔からかかっているS病院や、半年前からすごくお世話になってるC病院よりも、いっぱい検査して比較的強めの薬を使います。素人判断しているつもりではなくて、猫さまのにんげんの経験と勘で、やっぱりそういう病院と、もうひとつタイプの違う(たとえばあまり強い抗生剤を使わない)病院の両方に通っておいたほうが、治療の選択肢が増えていい気はします。

 

ジョジョももなかも、ショコラも、ココアも、250mlの点滴パックを、一度に半分入れます。多めです。S病院だと多くて80ml、C病院では「急性期以外は補水点滴は、週1でも週3でも予後はあまり変わらない」と言われましたが、でもひとりひとり個体としてはやっぱ違いますからね。もなかは週1だと具合が悪くなってしまうひとです。

 

 

ずっと客間を点滴部屋にしていたのですが、わたしが点滴の準備で部屋に入るだけでもなかなんか逃げちゃうし、最近は台所でやっています。狭く隔離できる場所なら大丈夫。

 

ココアは今年に入ってからは台所に住んでいました。

 

こちらはショコラ。首輪がずれてるのは補水した水の部分に、吐き気どめの注射を打たんとしているところだからです。

暴れん坊のショコラ、初めて点滴に成功したときには、病院で「えーすごい!」とびっくりされました。でも病院では自宅の10倍くらい暴れてたからな……。

この写真のときは弱ってしまっていたので、もう点滴もめちゃおとなしくされるがままでした。

 

そういえば写真を見返していたら、点滴クッションに似たやつ、病院で使ってたのがあったよ。ひとまわり大きいようです。

こちらはおしっこづまりでおなかをエコー検査してもらうココア。「くー」って泣いててかわいそうだったけど、別に痛くないからね。

 

 

いま自宅で点滴しているもなかは13歳、ジョジョは今年9歳になります。ふたりともまだトシってほどじゃないけど中年で、既に腎臓病。いつまで元気でいてくれるか、いつまで一緒にいられるかわからないけど、クッションはずっと活用させていただきます。

チッチさんのおかあさん、あらためて見ず知らずの者に快くお譲りいただき、ありがとうございました。