雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

その翌日

翌日朝イチでかけこんだかかりつけのM動物病院では、S先生は見るなり「骨折してる」と言いました。

腫れてるし、触ると指のあとが残る、と言われ、前日に急患で行った病院でレントゲンを撮ってもらわなかったことを後悔します。とにかく検査のためにモモを預け、私は仕事へ。夜に迎えに行ってレントゲンを見るまでは、それでもまだ私は楽観的でした。

いざ見てみると、ケイ骨もヒ骨も両方とも折れている。そしてそれ以上に、素人の私が見たって一発で「腫瘍だ」とわかる、磨りガラス状の影のある写真。

そのときの私の絶望的な気分といったら。
骨で腫瘍で、と言われれば、まず思いつくのが骨肉腫です。次に思いつくのが、同じ後ろ左足に腫瘍を発現し、13歳で亡くなったモモの母親のクリです。モモは現在、そのときのクリと同じ13歳。雑種なのに子どもの頃から微妙に体が弱く、抱いて甘やかして育てましたが、こんな目に遭わせる羽目に陥るとは、シナリオ中でも最悪です。

とにかく翌日手術をするということで、モモは引き続き預けたまま、泣いて帰りました。とても帰宅する気になれず、職場にふらふらと戻って、実家に電話をしたのでした。いつもはどうぶつと日々つつがなく暮らす私をあまり全面的には受け入れていない両親も、このときばかりは双方きちんと話を聞いてくれました。

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