雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

遊ぶ仔猫ず

 

先日めまいと吐き気で立ってというより起きていられなくなり、その後も昨日に至るまでまる二日眠くてふらふらで、睡眠導入剤のせいだと思っていたんですがやめても治らず、その後の観測で去年の病気の治療薬であることが判明しました。週末にさしかかってしまったため、本当は年が明けてからの予定だった次の診察を来週中に手配してもらいます。

 

 

さて「ペットのおうち」でも保護活動者として認めてもらえたので、久々に予定のないこの週末にでもあげようと思います。

今日はうちの猫さんの通院で力尽きたので、明日、お母さんの血液検査と親子3にんのワクチンを打ちに行くつもりです。

 

仕事と上記のめまいとでここ数日へやんぽもろくにできなかったので、今日はケージから出して遊ばせています。

※ へやんぽ=うさぎ用語。類義語に「にわんぽ」「べらんぽ」、上位語彙に「うさんぽ」がある。

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ちょっとこわい。

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怖いから威嚇する。

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眠くなった。

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おかあさんとも会いました。

最初は最下段でいちゃいちゃして、そのあと上から順に三段になったときの図。

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里親募集サイトにあげました

 

わたしはもともとネットでものを調べたりする習慣がなかったのですが(←情報源は書籍や論文にあたるのが基本の人)、近年はますます猫アカや里親募集サイトを見るのがつらくなっています。

猫さんたちの新しい家族を探すために募集サイトを使うときに、新しい家族候補の方々とのやりとりでさまざまな行き違いや意見の相違があり、相違だけならいいのですが猫たちの将来がかかったことなので看過できないことが多く、どうにも心理的な負担が受け入れられずにいました。

例:避妊手術やワクチンなどの実際にかかった初期費用1万円をケチってゴネる人

  あちこちに猫の引き取り希望を同時に出す人 ←普通にいっぱいいる

 

正直なところ、どうぶつを「ペット」と呼ぶのにも抵抗がある。ついったの猫アカも、ほのぼの写真より保護猫の来し方とかちゃんといい人にもらわれていくのかとか、とにかく載ってる猫さんたちの心配が先に立ってしまうので、「癒し」とか全然感じません。

それで募集を「時々動物を保護する会」さんにお手伝いいただいていたのですが、ながらくご負担をおかけしたので、そろそろ自分でやらねばともう何年も思っていました。

 

このたび相当に重かった腰をあげて「ペットのおうち」のマイページを更新し、さらに一般会員から保護活動者としての会員種別変更も申請したので、通るかどうかまだわかりませんがこちらでお知らせしておきます。

マイページを更新したの、5年ぶりだよ……ギンコが保護直後で「シルバ」名義で載ってます。久しぶりすぎて募集の載せ方がわからなくなった。とりあえず保護活動者としての申請が通るか待って、マキ・アートの募集をかけてみます。

www.pet-home.jp

 

いちばん最初にお世話になった保護猫募集サイトである、「いつ里」さんも更新というか、新しく登録しなおしました。

あんまり久しぶりすぎて、サイトを見に行ったら完全に更新されてました。以前の登録情報がもはやわからなくなったので、再登録。

satoya-boshu.net

 

こちらは早速、双子の募集もかけました。「いつ里」管理人さんが確認してからアップされます。グミちゃんも近々あげようと思います。

もう掲載されたー! 管理人さん、相変わらず仕事早いな!!

マキ・アートきょうだい

 

ゴマちゃん、天へ還りました

 

日曜日、ゴマちゃんの火葬にいってきました。

のんびり眠ってるようにしか見えない。

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お花はちゃちゃこさんがお供えしてくれたものです。

わたしからは、うちで食べてもらえなかった仔猫用のウェットフードと仔猫用のカリカリをお供えしました。

 

こちらはうちに来る前、その当日、保護当日、ちゃちゃこさんちでのゴマちゃん。

顔は拭いたけどハナの汚れはとれなかったそうです。うちの七草すずなも赤ちゃんのとき、しばらくハナに汚れをくってけてたのでよくわかる。

 

3時間のご縁でもお骨を拾ってきたのですが、いままででいちばん小さい2寸の骨壷でした。

生後3週間で亡くなった5仔猫のオランジュや1か月で亡くなった5仔猫のオレガノちゃんも、もうちょっと大きい骨壷だった気がするんだけどなあ(※現在外にいるため家の骨壷を確認できず)。とにかく小さい。

壺の柄は、お友達と一緒にたくさん遊べるように、どうぶつの柄入りにしました。f:id:momokurimaru:20211024120134j:plain

 

霊園の方は、お骨の中で黒く残った部分はけっこう、にんげんが「ここが悪かった」というところと一致したりするそうです。人間の祖父母が亡くなったときには火葬場の人に、黒いのと病気は関係ない、って言われた記憶があるんだけど。どっちも証明のしようがないですしね。

ゴマちゃんは、おなかのところに黒いものが残っていて、脱腸っぽかったので腸が悪かったのかなと思ったり。あと腎臓みたいな、キドニービーンみたいな形の黒い塊があって、大きさもキドニービーンくらい、たぶん月齢1か月の仔猫には大きいんじゃないかと。オレガノと同じく最初から内臓が悪かったのかもしれない、と考えたりもしました。

 

 

霊園での火葬が10回目、うち通りがかった野良さん以外の9にんはお骨を持ち帰っているので、今回は霊園の方が「あとから霊園に納骨できます」という手順書をくれました。

わたしはお墓みたいなものにまったく思い入れがない=誰にもお参りとかに来てもらわなくていいので、自分は散骨を希望しているのですが、それもわんこにゃんこのお骨と一緒にしてもらいたい。一緒に混ぜて粉にしてもらって撒かれたら、原子レベルでまたあんずやモモやきなこやみんなと一緒になれる、と思うと死ぬのすらちょっと楽しみになります。

でも数が多いのでどうかな、どうぶつ霊園ににんげんも入れたらいいのに。と思った次第です。

 

立派な缶詰いただきました

 

季節ごとに猫グッズを送ってくださる栗蒸し羊羹さまから、秋のおくりものをいただきました。

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トイレシートと猫砂はシステムトイレのものです。

消費量がすごいので、特にいまは2週間前に保護した野良さん親子が3にん、人馴れ訓練のために個別にケージに入っており、そのためにトイレが3つ増加中なので、ほんとうに助かります。

 

システムトイレのある時代で、それも高吸収シートの開発された時代で、ほんとによかった……。

わたしは自分の信条として、にんげんの住処としての自宅を含む猫屋敷全体をきちんと文化的に掃除・メンテナンスし続けられないようなら、それはキャパオーバーであり責任が取れていない状態だ、と思っています。だから自分の家がクサいのは許容できないし、あれだけ猫さんがいてちゃんと掃除していて汚れてもいなければ匂いもしない猫カフェ・もりねこさんはほんとうにすごいと思っています。

一方でそうでない団体やそうでない保護活動者の家も見聞きしていて、でもそこはやはりそれではダメなんではないか、と思うのです。

 

a/d缶もいただきました。

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すでにあまり記憶にありませんが、いっときのような異常な高値は落ち着いた気がするのですが。でも高級品には変わりません。

猫さんはわんこよりも一般的にしょくじの好みが難しく、一度食べたものでもすぐ食べなくなったりする、それも病気のひとほどそうなので、食べそうなものはいろいろな種類の在庫を抑えてあります。療法食はほんとうにありがたいです。

 

栗蒸し羊羹さま、お近くにいるという縁だけでいつもいつもありがとうございます。猫ず、健康で文化的な最低限度以上の生活をちゃんと送ってます。

 

来て、去ったゴマちゃん

 

こんばんは。

ギンコが亡くなってから4か月以上、こちらのブログを放置していました。

ちょうどその頃から、去年のわたしの入院・手術後の服薬治療が原因と思われる体力低下・気力障害が(その問題の薬を中止したことで)改善し始めたのですが、それからすぐ今年の病気が発覚し、入院・手術・服薬再開があって、また症状が悪化しました。今日も精神科(名前でびびりますよね、いまどきよそはどこも「心療内科」だと思うんだけど、違うものなのかな??)で新しい睡眠導入剤をもらってきました。

春以降、マップとギンコのこと以外にも、よそさまから猫保護の相談を受けたり、近所の野良さんの赤ちゃんを保護しちゃったり、先日も貢ぎものをいただいたり、去年に遡れば新居猫屋敷が完成して引っ越して、ケージを買い足して要塞みたいになって、あとなんかとにかく書いてないことがたくさんあります。

もう順不同でメンタルをなだめながら書いていきたいと思っているのですが(ずっと思ってはいるのですが)、今日は今日のことを書きます。

 

 

21日、生後1か月の子猫が来ました。

きゃらめるとグミちゃんと同じところからで、保護したご家族が今回は「ゴマちゃん」と名付けました。

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雨に濡れて、おしりのまわりが下痢でぐちゃぐちゃだったそうで、洗ってもらって、うちにきたときはきれいでしたが脱肛みたいに腫れてました。でも来る前にごはんも食べて、特にガリガリとか栄養状態の悪い感じはせず、来てみたらぼんやりリラックス。ペットシーツの下に毛布とカイロを入れて、おやすみです。

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しっぽと片目の周りだけが黒っぽい、これも白キジっていうのかな。うちのココアさんに似てます。

 

明日朝イチで病院だな、と思っていたのですが、このあとごはんをあげようとウェットフードを準備して出したら、もう亡くなっていました。

 

写真もまだちゃんと撮ってなかった。にゃーとも泣かなかった。寝てるとしか思えなかったし実際寝てたんでしょう。なにが悪かったのかはわかりません。

仔猫好きのうちのワンコとジョジョがずっと気にしてて、特にワンコはゴマちゃんが入った箱の近くに座り込んでずっと動かなくて。ワンコにケージに入ってもらって夜ごはんをあげて、いつもは出すまでおとなしくしてるんですが、今日は赤ちゃんを気にしてものすごく出たがって、出たら赤ちゃんのところに直行してました。

亡くなっていることに気づいてから奥の部屋に移動し安置しているのですが、ワンコはずっとゴマちゃんを気にして探しています。

 

夕方、連絡をもらったときには、うちにはいま3個のケージで別々に暮らしている野良出身親子がいるので、どこに赤ちゃんのケージをセットしたものか、新しい家族探し(←募集サイトを見るのが苦痛で仕方ないのでものすごくハードル高い)をどうするか、とか考えましたが、そんなことを最初に考えた自分が人でなしに思えます。

迎えてみればおしりの状態がひどく、上のような懸念?は吹っ飛んで、今夜のうちに病院に行ければよかったと思ったけど、まさか明日朝どころか数時間もたないとは思えなかった。亡くなってしまってから考えれば、病院に行ってもしんどかっただけかもしれないけど。

赤ちゃんが亡くなってから2週間前に保護した3にんの野良さん親子を改めて見ると、まだまだ人馴れ訓練をしながらきょうだいで取っ組み合いをしているようすに、これ以上なにもいらん、と思ってしまいます。

 

ゴマちゃんがうちにいたのは3時間弱くらいでした。

あまりの展開の早さについていけていませんが、最期に関われてよかったです。寒くなく、柔らかい寝床で、ごはんも食べてあったかくして、泣きもせずおとなしくまるまって眠ってくれた。

幸せにしてあげられなくてごめんね。

 

ギンコについて思うこと

 

ギンコの火葬は1時からだったんですが、午前中に行った病院が混んでて間に合いそうになく、電話して2時からに変更してもらいました。

枠が空いていたから変えてもらえました。どうやら1時間に1組の受付のようです。炉はふたつあるんですが、時間が2時間かかって、そのうち半分くらいは冷ます時間です。火葬後のギンコを4時頃引き取りに行ったら、となりの炉で3時から火葬だったどうぶつさんが、冷ましてるところでした。

 

野良さんを含めて8回目でした。さすがに覚えられてて、まだ病気の猫さんいるの(←病院から電話したから)とか、この猫ちゃんは何歳だったのとか、話を聞いてくれました。

ギンコは、何歳だったのかなあ。うちに来たときにもうおとなで、すごく痩せてて、こどもを産んでから太ってその後やせなかったので、勝手に初めての妊娠だと思ってたんですよね。でも爪を見ると肥厚気味だったので、あまり若くはなかったのかもしれない。

 

うちに来て3か月、まだシャーシャー猫で、赤ちゃんと一緒にケージで暮らしていた頃。

うーん 毛皮の色も薄かったような。

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それから半年後の冬、耳がひっくり返っても眠いギンコ。

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病院でも報告したら、マップの時はちょうど忙しい時間だったのかあまり相手してもらえなかったんですが、ギンコは「いつでしたか」「なにか食べてましたか」といろいろ聞いてくれました。

年末には年を越せないんじゃないかとまで思いましたが、それから半年、のんびり生きてくれました。

 

 

ギンコとマップは、ふたりとも闘病は長かったけれど、そのぶんじゅうぶんお世話できて悔いはありません。触れなかったふたりがゴロゴロいうまで馴れてくれたのも、捕獲してうちにいてもらってよかったと、うちに来たほうが幸せだったと思えます。最後までほとんど苦しまずにいてくれたのもありがたかった。

 

ギンコおつかれさまでした。

晴れて暖かい日曜日です。

今日はギンコの火葬に来ています。

 

ギンコは4日金曜日の夜明け前に亡くなりました。もともと鼻詰まりさんだったので呼吸は多少苦しそうでしたが、立てなくなったのは半日たらず、前日の夕方まで自力で立ち上がってトイレを目指して、途中で漏らすようになったのは前の週くらいからだったかな。床の上だったし下痢は治っていたので、手間じゃありませんでした。

ごはんというかハッピークランチも、水曜日まではほんの数粒だけど食べていて、ギンコ頑張った。苦しまずに休めたと思います。

 

木曜日の夜に最後の点滴をしてから、点滴場所にしていた客間のソファでふたりで一緒に寝ました。ギンコは一度目をさまして部屋から出ようとしたようでしたが、わたしのハラを越えられず顔をのせてそのまま寝ていました。

わたしが目を覚ますまで待っていてくれて、きちんと看取れました。

 

ここ2週間ほど階段の下のコタツが居場所でした。

水曜日、そこを掃除したときにそれが気に入らなかったらしく、たぶん初めてくらいに階段をのぼったギンコ。

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痩せてたけど、肋骨?が張っててあまり小さくは見えなかったというか、ゆえにウエストの細さが目立ったというか。なぜかしっぽは最後まで細くならず、立派なままでした。

 

この頃コタツにのぼれなくなって、その横の薄暗いところでずっと寝ていました。

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点滴のときはとてもおとなしくて、撫でてるとかすかにゴロゴロ言ってました。

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ギンコの来し方はこちら:

保護時のギンコ

ギンコのこどもたち

その後のギンコ

 

ギンコは実は銀杏です。真名はシルバ、銀色の毛皮だったので。

触れない猫だったのに、ごはんのときには「あーん」と返事してくれるくらいにまで馴れて、捕獲も簡単だったので通院も難しくありませんでした。

うちでのんびり過ごしてくれてありがとう。

かわいい赤ちゃんをありがとう。

おとなしくお世話させてくれてありがとう。

 

 

今、マップの火葬の時に見つけたカフェ・マップスで遅いごはんを食べています。

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そろそろお迎えに行ってきます。