雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

ジョジョの点滴

 

わたしが初めて自宅で点滴治療を経験したのは、2018年の秋のジョジョです。

やはり腎臓の数値が振り切ってましたが、ジョジョはまだ4歳手前と若かったので、なんとかなるだろう、という見立てでした。

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ジョジョは当初、夏の終わり頃から体調を崩し、S動物病院にかかっていました。

S動物病院は院長が馬や大型犬の往診をする人なので、午前中それも早めの時間に行かないと、昼あたりから獣医不在となります。おまけにケータイを携帯しない人なので、いつ帰ってくるかもわからないのです。

超夜型のわたしには朝イチの診療はかなりキツイのですが、ほぼ毎日ジョジョを連れて通って、点滴をしてもらっていました。

 

ある日まだ午前中早い時間なのに院長が不在で、翌日は電話してみたら「今日は忙しいから対応できません」と言われ、このまま二日も点滴なしではジョジョは死ぬ、と焦ったにんげんのわたし。

第二かかりつけであるI動物病院へ行きました。

 

S動物病院での毎日の点滴は80ミリリットルとかだったのですが、I動物病院ではそれをかなり否定されました。

腎臓が悪いならうちでは水分は250とか300とかがっつり入れる、水分なんだからからだにたまっても吸収されて排出されるから問題ないしとにかく入れたほうがいい、ということでした。

あとになってS動物病院では、水分といえど腎臓には負担がかかるから、あまりたくさん入れるのはよくない、排出されるだけなら結局意味ないし、と言われました。

 

このふたつのかかりつけはやり方や考え方がかなり違うのですが、その典型例です。

 

このときにはジョジョは、結果的にはI動物病院のやり方で助かりました。わたしも毎日ほとんど寝ないで朝イチで病院に行く、という苦行をしなくてすむようになり、かなり楽になりました。

毎日だから自宅でやってください、と点滴セットを渡されたのです。

 

当時の猫棚。

さんとく・なきり・やなぎの金物三きょうだいがヤンチャ盛りの生後4か月、つぶあんがで戻ってきて、乳飲み児のノアちゃんを預かっていた頃です。

上から2段目がミルクと離乳食の棚、その次が主に薬、その下に点滴セットがわっと入っています。

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ジョジョは男の子にしては小柄なので、250ミリリットル入れると水分が体の両脇にたまります。

これをI動物病院はよしとして、S動物病院はよくないと言うわけですね。

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ジョジョは保護したときの状態がよくなかったので、いまでも目がしょぼしょぼしがちですが、腎臓はもう病気の痕跡がまったくないほど元気です。