きなこ、病院に行きました
本日、かかりつけに電話したところ、獣医が用があって外出しており、いつ終わるかわからないとのこと。わかったら連絡をくれるということで電話を切りました。
いつものかかりつけがかかりつけであることには、治療方針や価格などの理由があるのですが、いつも困るのは、診療時間が決まっていないことです。大型動物(馬、ポニー並みの大型犬)の往診をよくするので確実な診療時間は午前中だけなのですが、その午前中ですら11時を過ぎると電話で確認しないことにはいるかいないかわからず、下手すると診療時間であるはずのときや朝イチで行ってもいなかったりします。
さらにケータイを携帯しないので、外にいるとほぼ連絡がとれないだけでなく、その後の動向がわからないのです。
いつもはそれと折り合いをつけてなんとかやっていますが、ジョジョの腎臓が悪化したときなんか夕方電話したら理由も言わずに「今日は無理です」って言われたし(注:正規の診療時間は夜8時まで)、今日みたいに、診てもらっているどうぶつが急に悪化したときには本当に困って正直ハラが立ちます。
結局かかりつけとは連絡がとれなかったので、きなこは本日、別のもうひとつのかかりつけのほうに行きました。
そのご報告の前に、他の通院組も含めてきなこの今年のようすを時系列でちょっと整理します。
今年の長い連休のあと:
去年のはじめにかかったのと同じく難治性の口内炎を発症し、通院を始めたきなこ。ココアもそれより少し前に同様の口内炎を発症し、一緒に週2〜3で通院する。通院組はa/d缶が主食になる。
きなこの飯場はだいぶ前から、本人の自主的な選択により4段ケージの一番上の段だったところ、ウェットフードを出すと他の特に若い猫にとられるので、しょくじ時はケージを閉めてこもらせるのが習慣づく。
七草はこべちゃんがお骨になる。
8月末:
ノワールくんが腎不全レベル、上顎の外側に壊死。自宅で点滴治療開始。
ちゅーるが主食になる。
9月半ば:
ノワールくんがお骨になる。
10月頭:
ごまあんが来る。ちゅーるとa/d缶の強制給餌。
その後鶏レバーをすりつぶしたものを食べ始める。
10月半ば:
きなこ、激痩せして腹水が溜まり、FIPと診断される。通院開始。
腹だからまだよかった、これが肺にたまり始めると抜くしかないし呼吸困難になるし、2週間くらいしかもたない、と言われる。
ちゅーるしか食べなくなる。この頃から、仔猫たちにちょっかいを出されないように、日中基本的にケージにこもって閉めておくようになる。ほんにんもそのほうがリラックスできるもよう。
10月末:
最初のちゅーるのご支援をいただく。
きなこ、今の治療に反応すれば、2年くらいで寛解することもある、と言われる。
11月半ば〜後半:
ごまあんがトライアルに行く。
きなこがちゅーるもあまり食べなくなり、水で薄めてより液状化させたところ食べるようになる。朝起きるとケージにこもって、そこでちゅーるを出してやると一日かけて食べる。
12月頭:
朝ケージに入るとすぐ残りのちゅーるを食べる。食欲が出てきた。
腹水が溜まって増え続けるいっぽうだった体重が少し減り始める。おしっこの量も増える。色的に問題ないとのこと。ただし背中の激痩せは変わらず。
12月半ば:
なきりちゃんがトライアルに行く。
きなこ、a/d缶も食べるようになる。が、ほんの数日でまた食欲がさがり、ちゅーるもあまり食べなくなる。
トイレの失敗が増える。トイレの外におしっこやウンコがはみ出している。
ここから先週末です。
1213金:
定期の通院。体重少し減る。おなかの腹水は、さわった感じほんの少しマシになっている。
通院でびびってウンコもらすも、真っ黒な(=ウェットフード食べてるときの通常)固形のウンコだったので悪くないと言われる。
1215日:
きなこが食べないので病院へ。いつもどおりのインターフェロンなどの注射。
1216月:
朝はわたしが起きると、隣で寝ているきなこも少しして起きてきて、自分のひきこもり場所である4段ケージの一番上にのぼろうとする。腹水が溜まってからハラが重くてうまくジャンプできなくなり、わたしが抱っこして入れてやるのが習慣化。この朝も同じ。
夜、ケージの中のきなこの動きが、つんくつんくとした赤ちゃん猫みたいな落ち着かないようすだった。神経をやられたのかとびっくりする。小さくエアーニャーをしている。声が出ないのかも。
ベッドにペットシーツを敷いて抱いて寝る。夜中にもらしていたが普通のおしっこだった。
1217火:
朝方から七草こねこずの運動会の暴れっぷりがすさまじく、上を走られたりベッドの上のおしっこ対策シーツを次々めくられたり噛みちぎられたり引き摺り落とされたり。きなこを守って眠る。
今日は病院にかからないとまずいと思い、仕事を休む。体温が低いのが気になり、布団に入れるが、重いのがいやなのか出てしまう。パネルヒーターを近くでつける。ちゅーるを強制給餌、1本の8割くらい食べる。
10年近く前にきなことくるみが一緒に2か月トライアルに行った里親候補さんに、容体が急変したので会いたかったら今日来たほうがよい、と連絡する。
かかりつけに連絡がとれないため、別の病院へ。
診察台の上ではカエルみたいにぺたっとして動かない。いつもなら嫌がって下りようとする。体重は3キロだが、腹水がなければ2キロだろうと言われる。これはココアやマップのようす・体重をみてきたので想定内。
いままでの経過を説明し、FIPだろうしその場合は何をしても助からないし検査してもあまり意味はないからしないと言われる。レントゲンで胸水も少し溜まり始めていると言われる。腹水を今抜くメリットはない、歯茎も真っ白で、FIPでここまで状態がひどいのは見たことがないし、正直今日明日だろう、と言われる。
治療指針みたいなものを見せられたが、インターフェロンで改善することがないこともないらしい。反応が良ければ週1にする、という指示があった。
点滴と、ステロイドの注射。ステロイドに反応したら明後日もう一回きてください、と言われる。ただしステロイドが効いても延命治療にしかならない、と言われる。体温が6度台と低かったので暖かくするように言われる。
1218水:
日付変わって現在。ずっと目を開けたまま寝ている。ときどき顔をあげて仔猫みたいに落ち着かない動きをする。ときどき体勢を変える程度の動きはあるが立てる感じではない。がたまに布団を這い出したり、寒いだろうとわたしが戻したり。わたしが触ったり名前を呼んだりすると、ときどき小さいエアーニャーで反応する。
現時点で呼吸は落ち着いており、しんどそうではあるけれど苦しそうなようすはない。ちゅーるの強制給餌はしたほうがよいそうだが、ほんにんにメリットがあるのかためらいがある。このまま眠ってしまえたら楽なのかもしれない、と思ってしまう。
ちゅーるを強制給餌する夢を見ました。夢の中ではうまくやれました。
その後:
ちゅーるを三分の一ほど強制給餌。口に入ってもそのままだったり口を動かして出してしまったり。なんとか食べたのが三分の一って感じ。
オイルヒーターをつける。寝室は他の猫に邪魔されないように閉めている。