雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

茶箱の使い方

 

なにを隠そう隠しませんが、わたしは箱が大好きです。

効率がいいのは「引き出し」のほうだと重々わかっているのですが、「箱」が好きで好きで惹かれまくります。

 

一番好きなのは木箱で、造形的にワイン箱がよろしい。

こちら右手が飯場ケージ、左側がびっしりワイン箱で埋めた簡易棚です。

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こんな感じ。

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あとりんご箱もよい。丈夫だし。

以前からかなり持っていたのですが、かなものきょうだい・ごまあん・七草の出身地である しわさんの職場から大量に買い増しました。

こちらはパントリーとなっている場所の、お茶っ葉コーナー。で戻ってきたばかりのすずしろが隠れようとよじのぼったところです。

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浅いりんご箱も棚になります。

 

ワイン箱やりんご箱のようなオープンの箱は横に置いて棚にするのがいちばんで、書庫の本棚にもなっています。どっちも50個くらいずつあります。

あと最近嬉しいのが茶箱。これはいまのところ10個あります。

こちらは引っ越したばかりのまだ片付いてなかったとき、猫バイトさんたちとパーティをしたようす。茶箱がテーブルがわりになっていますが、なぜテーブルを使わなかったんだろう……??

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これを外のデッキに出して焼肉もしました。

 

いまやリビングの真ん中にも設置。

 

ここは当初ただの空間だったところで、すずなが走り回っていました。

 

ソファベッドかデイベッドの購入を検討していたものの、客間に置いてあるソファが前の家にあったときには防水カバーでまるまる覆わなければならないほど(つまりにんげんのベッドと同じく)おしっこの標的となっており、悲惨な末路が容易に想像できたため断念。

そこへ建築業者が茶箱いっぱいありますよと言うので、ありったけもらった。という次第です。

 

なお茶箱の中から敷物や掛物を出して寝ていると、もれなくのっかられます。

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当初はここでこんな感じの多少不便な姿勢で仕事をしていました。

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で、サイドテーブルを買ったのですが、年末に届いたブツが不良品で、穴が歪んでいてキャスターが入らなかったのです。

1枚目が不良品、2枚目が昨日届いた普通のやつ。

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高さも変えられるし天板も2枚あってお茶を別に載せられるし大きいほうの板は角度もつけられるしキャスター付きで掃除するときの移動が楽だし、よきかな。

でもゆうべはさっそくなずなに載っかられてました!

 

暖房のはなし

 

オイルヒーター特集です。

これやってるの、うちの猫ずだけじゃありませんでした。あちこちの猫さんがやってた。

 

我が家には2台のオイルヒーターがあって、職場にあった使ってないのをもう1個もらおうかとおもったのですが、そいつは職場の電圧でもつけた途端にブレーカーが落ちるようなとんでもないしろもので、しかもスチール書棚(※イメージ、実際にはスチールの板だったけどうまく説明できないので書棚で想像してください)に載せたらその棚が歪むほどの重量があり、話にならん、と放置してあります。ということで2個です。

なお2個目は暖房設備のない書庫で出番を待っています。

 

オイルヒーターがあるのにはわけがあって、「連続稼働しても止まらない」「火事の心配がない」暖房器具が欲しかったんです。わたしが出かけてるときにもずっと猫ずが寒くない環境を保持できるように。

ファンヒーターは2、3時間で「換気しろ」って律儀に止まるし、電熱線のやつはにんげんがいないときには危険。エアコンは当然つけっぱなしでしたが、古い貸家では寒い場所もあって、そこにオイルヒーターを設置していたのでした。

 

さて新居の現在はエアコン+床暖房が中心です。

※ものすごく乾燥していたことに最近気づいて加湿器を導入しました。このツイートの写真の左側がくもっているのはそれです。

 

が、最初のツイートに書いたように、2階に当たる部分には床暖がない。年末からの断続的な冷え込みにオイルヒーターを稼働したところ、猫ずがこんなようすとなったものです。

 

これをやるひとは他にもいる。

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こちらはわかりにくいですが、3にん群がってます。右のごぎょうちゃんはわたしの膝の上からオイルヒーターも楽しんでいます。

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オイルヒーターの暖かさにまだ気づいていないひとたちは、「ひらき」になって伸びて床暖を楽しんだり、ぎゅうづめになってお互いにあっためあったり、にんげんのベッドでひろびろとエアコンを満喫したりしてます。
 

 

↓↓↓ ちょっとお金の話です

 

なお電気代(エアコン24時間+各種照明等も含む)とガス代(床暖房24時間+お風呂や水道も含む)は、合計で12月はろくまんえんほどでした!! 夏はにまんえんぐらいだったかな。

前の貸家が電気代+ガス代+灯油代で冬場3万円くらいで、今の家は広さが3倍くらいなので、まあまあかなと思う。

いや高いよ、高いですよ、でも猫の病院にかかってる費用がここ2年ほどは10万を下回ったことがたぶんないから(←払う以外に方法がないので気にしてない、ゆえに計算してませんが毎回の金額からのものすごいざっとした概算です)、猫にかかる経費だと思うとそんなもんだろう、と。猫の数からいったら妥当な金額かと思います。

 

今年は当初予定では、新部署設立+異動+昇格(←勝手に決めてた)のはずだったのに、コロナ(と病気)でなにもかもがパア。今年ろくな仕事ができなかったので、3つとも数年延期になると思います。

早く出世して給料をあげてもらいたかったよ!! 

 

ワクチン打ちました

 

今日は予定より早く起こされてしまい、まだ在宅勤務だったので、朝イチじゃないとつかまらないほうのS動物病院に久々に行ってきました。

子猫のワクチンのためです。

 

S動物病院は山の麓にあるので、こんなところを通ります。

※車を止めて撮影しました

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こちら縦縞が珍しい預かり赤ちゃん、里親募集中。

写真だとあまりはっきり模様が映らないのですが、横っ腹にアメショのような大きいうずがあり、背中から見た時に通常横縞になるトラ模様が縦縞になっています。ほんにんを見れば「変わった模様!」ってすぐわかりますよ!
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1回目のワクチンから時間がたってしまい、赤ちゃんも生後8か月で赤ちゃんとかいう大きさじゃなくなってしまいましたが(でも呼び名が「赤ちゃん」で飛んでくるのでしばらくこのままいきます)、ほそい声で抗議したくらいでおとなしくていいコでした。f:id:momokurimaru:20210105110848j:plain

 

S動物病院は、何度もいうように獣医がしょっちゅう所在不明になるのと、漢方やホリスティック中心で強い薬を使わないので、病気が重くなったときには正直勧められません。先生も直接言わないけれども、死ぬものは死ぬ、と思ってるようすが見受けられます。

そこは反論しないけれど、我々はそれまでの時間をなんとかして長く穏やかに過ごそうとがんばるわけで。

 

それでもたまに通うのは、保護活動者としてはありがたい 安い 病院だからです。

猫の3種混合ワクチン3000円、大量に保護猫がいたりするとさらに安くしてくれます(これはもしかしたら常連のわたしだけかもしれません)、

避妊手術は男の子5000円、女の子1万円。しかも朝電話していきなり「今日いいですか」と頼んでやってくれたりする。朝連れて行けば夕方帰ってきます。3年前に多頭飼い崩壊でいっきに12にんの避妊・去勢手術をお願いしたときには、もっと安くしてくれました。

 

設備は古いと思いますが……体温計なんかいまだに水銀のやつで、ケツメドで測るし。

 

小梅もちょっと膀胱炎気味なので診てもらいました。

出かける前に庭に出してしまったので、病院の周りを20分も散歩したのにおしっこ採取できず。満足したのか診察台の上でもおとなしかった。

漢方薬をもらってきました。

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今年の初病院は昨日で、I動物病院でした。また大量の点滴をもらってきたよ。

食べたり食べなかったりのマップですが、なんとか過ごしてます。彼女のケージの中では専用のパネルヒーターが稼働しています。

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年末のまとめ

 

年末のできごとをいくつか、ついったから貼り付けておきます。ついったをみてくださってる方にはウザイかもしれません、すみません。

ついったはそのときの気分を呟くにはいいけど記録や管理には向いていないメディアなので(←個人的に、今の若者が(わたしの感覚でいうと)情報の管理をきちんとしない、という現象とリンクしている気がします(この点ではLINEも同罪))。

 

まずタワーが増えました。

 

これは、タワーみたいな使い方されたけど、タワーじゃない。

 

家庭内事故は普通に頻発。

 

あと、暖冬の期待ははずれました。

 

雪かきは、しません。庭は当然しないけど、デッキも車庫の前もしない。どうせ春になったら溶ける。

ご近所はみなさん地面が見えるまでやる方もいて、ご苦労様です……。

 

 

去年ブログの更新が滞っていたのは、自分の病気のせいもありました。

年末に半年ぶりの診察があり、血液検査、超音波検査ともに異常なし。

11月くらいまでしんどかった体力もだいぶ戻りましたが、入れ替わりに気力が萎えています。なにもしたくない(し、してない)、あと記憶力も鈍っていてこまごまとしたことをすぐ忘れる(から、してない)。

と、いうことを医者に訴えたのですが、まあホルモンバランスが崩れてるんでしょう、と一蹴され、取りあってもらず。心療内科じゃないですからね、外科医に相談してもね。

服薬の影響だとするとあと5年もこの調子なのか、とぞっとしますが、そのうち体の方が慣れるだろう、と適当に考えています。

わたしの相方は誕生日くらいまで気持ち悪いほどやさしくて、発見が遅れたらいまごろ手遅れになっていた、的なことを考えていたようです。最近またわたしに対する扱いが粗雑になってきたため、ほっとしています。

 

当初予定(?)では今年はもうちょっとマシな仕事をして昇格するつもり(←自分で決めるな)だったのですが、コロナでいろいろ外部の仕事がなくなった影響もあり、新部署設立&異動もろとも立ち消えとなりました。

今年ロクな仕事をしていないので、昇格は数年遅れる見込みです。新居に引っ越したこともあり、給料あげるために出世したかった……。

 

という感じで、まだフルスロットルとはいかないところですが、なんというか「ちょっとポンコツ」程度であって、病人状態は脱しました、とご報告しておきます。

あらためて今後ともよろしくお願いします。

 

今年もよろしくお願いします

 

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

こちらのブログ、今年はもうちょっと更新できるようにがんばります。

 

そう思ったのにはいくつか理由がありまして。

里親募集という目的や、ご支援くださる方々へのご報告がもちろん第一です。

それと、Facebookでよく「過去の思い出」という、何年か前の同じ日に投稿した自分の記事が流れてくるのですが、これが年中行事(=食欲をなくす時期とか休みのない月とか)などの把握に意外に役立つのです。なんでこんなになにも食べたくないんだろー?? とか思ってると、去年も同じ時期同じだった、とか。多少ウザイくらいあちこちでわめいていたほうが、のちのちいろいろ把握できるな、と思った。というのがあります。

さらに今日、うちの黒猫ジョジョの小さいからだを一瞬ノワールくんと見間違えて、ノワールくんのことを思い出してちょっとさびしくなって、忘れかけていたことを少し思い出して、やっぱりどこかで書いておかないと、と思った。というのがあります。

ノワールくんは2019年の9月に亡くなりました。ここのブログをけっこう頻繁に更新していた頃で、書いておいてよかったです。

 

 

さて、kmgさまから、新年さっそくご支援いただきました。
元日に届いたのはa/d缶、2日に届いたのは新品のトイレ、しかも2個。
おとしだまだ……!

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お品じゃなくて赤ちゃん(里親募集中)の写真になってしまった。

a/d缶は年末にも別の方(たぶんNさま……違ってたらすみません)からもいただいており、マップを支えています。
 

 

マップは現在、ギンコとともに、毎晩点滴治療中です。

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ギンコはけっこうマシになってきた気がするのですが、マップはガリガリで皮膚も常に脱水してて、正直年を越せるか心配でした。

↓ この大量の点滴、もう2/3を使い切りました。

 

それでもマップもここ数日は機嫌よさそうにひっくり返ったり、シーバやa/d缶をとっかえひっかえちょっとずつ食べてくれたり、頑張ってます。

エライ、生きてるだけでほんとにエライ。毎晩背中に針さされてもたいして文句を言わず暴れもせず、ほんとエライ。

 

今年も猫ずを見守ってやってください。

 

その後のギンコ

 

さつき&めいも、ギンコの3にんの赤ちゃんも、みんな無事もらわれていきました。

さて残されたギンコです。

その時点で、妊娠期間の2か月+子育て期間の4か月、捕獲から合計半年が経過していました。

季節も秋。半年も保護した猫を、避妊手術してリリースなどと、しかも冬に向かう季節に、することはいくらなんでもひどすぎます。

 

そんなわけでギンコは、相変わらず触れずシャーシャー威嚇する猫のまま、我が家で(里親さんを探すのは最初から諦めて)永世預かりとなったのです。

 

ギンコは当初から目の調子がよくなくて、やぶにらみの猫でした。

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瞬膜が眼球に張り付いてしまっていたので、一度手術したのですが、あまりよくなりませんでした。今でも目やにとハナがひどいので、毎食拭いています。

この頃は出産後であることもあり、丸々と太っていて、見た目は穏やかでした。

 

意外に、ワンコも平気。

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気難しいながらものんびりと、ずっと我が家で暮らしていて、ごはんのときには名前を呼ぶと返事をするくらいにまで馴れてきたのですが。

 

数か月前から急にごはんを食べなくなり、腎臓の数値が悪いと言われて点滴を始めたギンコ。

11月後半の2週間ほどほとんど食べてくれず、激痩せしてしまい、その頃の体重は2キロほどでした。もともと丸さのわりには小柄でしたが、今は少し戻ったものの、それでも軽い! 骨張っちゃってるし。涙

注射もあまり効果がなく、薬を飲ませるのは無理。ウェットフードを出したりカリカリの種類を替えたり、いろいろやってもあまり効果がないので、点滴を毎日にしましょう、と獣医に提案され、やっています。

 

なんとか食べてくれるようになったけれど、そうはいっても以前の1/3〜せいぜい半量。ごはんのときにまた返事をしてくれるようになったので、なんとか食べられそうなものを手を替え品を替え試しているところです。

 

最新のギンコ。

 

野良さんやってお母さんやって、小さいからだで頑張ってきたギンコ。うちに来て4年、年齢もあまりよくわかりません。若いと思ってたけど、そうでもなかったのかな、過酷な野良生活が悪かったのかな。

問題が腎臓なだけに簡単ではありませんが、頑張って穏やかに暮らしてほしいです。

 

ギンコのこどもたち

 

ギンコの赤ちゃんは3にんでしたが、我が家史上はじめて「おかあさん付き」の子猫だったため、子育てはギンコがやってくれて超絶ラクでした。

唯一の問題は、ギンコがシャーシャー猫だったため、子猫も離乳より早くシャーシャー言い始めてしまったことです。

 

こういうときにはお母さんから離してしまうのがセオリーなのですが、うちにはほかに面倒を見るべき猫ずやさつき&めいがいて手一杯だったこともあり、完全には離さずに少しずつにんげんに馴れさせていく、という方法をとりました。

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そこへ朗報が。

柴犬とインコと暮らしている知人が興味を持ったのです。

猫との暮らしに憧れていたそうで、わたしから、「赤ちゃんのうち=生後8周目まで、から鳥と一緒に暮らせば、捕食したりしない、仲良くなれる」と入れ知恵(??)し、興味がありながらも迷っていたそのお宅に、猫を強力にお勧めしました。

 

そして生後3週間くらいから毎日、赤ちゃん3にんをギンコママ同伴でホームステイに通わせたのです。2か月のあいだ。朝連れていって夕方連れ帰る、という日々でした。

ちょっと大きくなって離乳が始まると、赤ちゃんズだけ。

大変だったけど、鳥はびびってたけど、さいわい赤ちゃんたちのほうは鳥に馴染んで、飛びかかって捕まえたりすることなく、またにんげんに対してもシャーシャー言わなくなっていきます。

 

3にんきょうだいのうち、おにいちゃんとおねえちゃんのきょうだいが、そろってその鳥のお宅にもらわれていきました。

 

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3にんめのからだの小さかった弟は、それからひと月ほどして職場の同僚にもらわれていきました。

半年くらい年上の、キジ白の別のおにいちゃん猫のいるおうちです。小さかった弟くんは、鼻風邪がずっと治らなかったのですが、里親さんの熱心な通院により無事完治。その後は巨大なデブ猫になりました。

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こどもたちはみんな、いまでもたまに消息を聞きますが、まるまるとして元気です。