雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

ココアの抜歯手術・第二章

 

そういえば、S動物病院では、ココアはヒゲを切られなかったな。

 

二度目の手術後、かんでしまうのでクチを血だらけにして帰ってきたココアですが。

それからしばらくして、また食欲が落ちてきます。

 

手術したS病院に何度か行ってみたものの「こんなもんです、口内炎は治りにくい」的な反応だったので、S→I→S→Iと、再びI動物病院に戻ります。

淡々と書いてますが、この時期は自分の通院もあり体力的にしんどくて、病院にいなければうちで寝てるような状態だったので、気持ち的にも少々きつかったです。

 

新居に引っ越したあとだったので、うちではリラックスしてました。食べてくれないだけで。

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で、I動物病院で見てもらったのですが。

「ん?? 奥歯、ありますよ

……ん?

 

「んん?? どこ抜いたんですかね」

クチを開けてもらって覗き込むと、牙は当然としても、確かにけっこう奥歯もある。んんん???

 

I病院では何度かいたたまれない気分になっているのですが、このときもそうでした。

わたしが獣医じゃないんで、という言葉をぐっと飲み込む。猫のにんげんとしてそれは無責任だと思った。

1回目が1本だけだったので、全部抜いてくださいって頼んで「わかりました」って言われたのに、また反対側の1本だけとか抜いたのかもしれない、と途方に暮れた気分で説明しました。

口内炎の対策としての抜歯は、奥歯全部抜かないとダメなんですよね」

I先生はわたしが彼の話を信用していないと思ったのか、いやそんなことはないと思うんですが、今まで何度か見せてくれた分厚い診療指針みたいな専門書を、再び見せて説明してくれました。

 

「なんでそんなやりかたしたんでしょうかね」

とか(わたしがやったわけじゃないのにわからんわい)、

「いやこれはやり方としてはちょっと常識的に考えられない」

とか、難しい病気で動物病院に通ってる方々なら、一度くらいは経験したことないですか、この担当医に責められてるような気分。

先方はそんなつもりはないのかもしれないけど、こんな難しい手術をそんな安い金額でできるわけないと思ったんだよ、と言われてるような気がしました。

※ I先生の物言いに異論はありません、自分が勝手にそんな気分になてココアごめんね、と落ち込んだ、という話です。

 

結局、Iでは以前と同じく、2週間に1回程度の注射を打って食欲を復活させる、という対症療法を続けてもらいます。

同時にこちらでの抜歯手術の予約をしました。体力のいる件なので、とそのときから見ておよそ2か月後です。その手術日が9月の頭でした。

 

 

5月下旬、旧居にて、得意技・甘えっ子 のココア。

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ココアの平和な日々は、まだちょっと先です。