雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

ミントくん、1歳になる。

 

4月1日は、うちの白猫ミントくんの、5歳の誕生日でした。

 

ワタシ相手が猫であっても誕生日とか記念日とかあんまり気にしないので、けっこう忘れるんですよ。

年齢は、病気とも関係するので覚えてます。誕生日をなんとか思い出せるのは、毎年紙の手帳に全員分を書き写すからです。

 

ミントくんは5年前、生後3か月のときに、真っ白なお母さん猫と同じく白い妹猫と3にんで、工事中のダンプカーとかタクシーとかがまったく減速せず走り回ってる仙台駅前のでっかい道路を、真夜中に3にんで疾走してました。

わたしは悲鳴を上げて車を止めて、当時まだ折りたたみトラップを装備していなかったので、それでもカリカリとか折りたたみキャリーとかはあったので、ごはんでおびき寄せて鷲掴みにして捕獲して、せいだいに噛み付かれひっかかれながら通りがかりの酔っ払いに

「わたしの服のポケットに車の鍵が入ってるから、それとってこの車のトランクあけて」

と指示して、さらに

「その折りたたみのキャリー広げて」

と指示して、その中に激おこのミントくんを無理やり突っ込んだのでした。

 

そのあとさらに3時間ねばって妹の捕獲も試みたのですが、できませんでした。

細かい無念はいろいろありますが、あの子のことを思うといまでも胸が痛みます。

ミントくんはそこそこの月齢でかなり野良さんだったのであまり愛想のいい猫にはならず、さらに最初の捕獲時の恐怖を体感的に覚えているようで、いまでも機嫌のいいときに頭をなでると微妙に緊張するのがわかります(機嫌のよくないときはさわれません)。

あのまま野良さんを続けるよりも絶対に捕獲したほうが幸せになったのはわかるのですが、それでもお母さんと引き離したことやそのときのミントくんとお母さんの気持ち、保護できなかった妹のことを思うと苦しいので、ミントくんにうちにいてもらったのはその贖罪です。

 

 

うちに来て半月くらい。ひっくり返って寝るようになりました。

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まだ怒ってたので、同伴出勤してぐるぐる巻きのブリトーにして無理やりだっこして、人馴れ訓練していたところ。怒ってるのでハナがピンクです。

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紐でつないで一緒に寝ました。けっこう逃げられました。

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1歳頃。まだまだ目立つキトンキャップ。いまは全身真っ白です。

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肌が弱いので、ひっかかないようにベスト着用。

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一度傷つくとなかなか傷が完治しません。がんばれミントくん。