日々
モモに関して、この日記を始めたときに書きたかったことはだいたい書きました。当時はまさか書いている途中でモモがいなくなるとは思ってもいませんでした。
細かいエピソードはいくらでもありますが、雑多な話になるので、ひとまず、モモの大変だった時代の話はまとめに入ります。
モモは13歳と8か月で亡くなりました。雑種らしからぬ微妙に弱い体を持ったモモは、精一杯頑張って生きていました。
好きな仕事があって、好きな田舎に暮らして、好きな犬とほのぼの過ごす。晩年のモモと村の景色の中でのんびりと散歩をしていると、私はえもいわれぬ幸せをしみじみと感じました。仕事から帰宅して玄関のドアを開け、あんな幸せをモモと感じることはもうないんだとふと思う、そんな瞬間がモモの不在を一番感じるときです。
去ってしまった幸福感は思い出とするにはあまりに日常で、そんなふわふわとした日々を失ったという意味で、私は今とても不幸です。本当はもっともっと生きてもらって、毎日を一緒に過ごしたかったけれど、モモがもうさびしい思いをしたり痛い思いをしたりしなくていいんだということが、かろうじていくばくかのなぐさめになります。
モモをかわいがってくださったみなさん、モモの話を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
これからは今いるどうぶつたちやその他の動物たちの話をここでしながら、時々モモのことも綴ってみようと思います。