北米1
また北米に出張しています。
今回はオリンピックのあおりを受けて、経由地はバンクーバーではなくシアトルです。
『めぐり逢えたら』でメグ・ライアンとそのお兄さん役が、「シアトルなんて1年の4分の3は雨だ」「わかってるって! 絶対住みたくない」なんて言ってましたが、実はツウなアメリカ人の間では、シアトルは「一番住みたい街」なんだとか。
現地人によると降雨量はニューヨークより少ないそうですが、ちょっとずつずっと降ってるんじゃ……???
私のシアトルの印象は、「バンクーバーとビクトリアを足して割ってアメリカっぽくした街」です。きれいだけど、でも別に……同じこのへんに住むなら、天気がいいぶんビクトリアのほうがいいな。
湖から対岸のダウンタウンを臨む。
インナーハーバーなので、例によって波は穏やかで潮の匂いもあまりしません。でっかい船が行き来する湾内でも、水はこんなにきれい。貨物船の横でダイバーが遊んでいます。
ホテルからモノレールでダウンタウンへ移動します。
市街はこんな感じ。ビクトリアもそうですが、建築を芸術の延長線上にみる西洋美術の流れを汲む人種と、建築を不動産と考える日本人の差かなあ、と思わされます。
イチローの家もあるらしい高級住宅街。近所にはビル・ゲイツの、たぶんセカンドハウスも。電線が地中に埋まってるのが特徴的ですが、住民がお金を出してインフラを整備するんでしょうか。謎です。
ワシントン大学。街の一区画(もしかしてそれ以上)がまるごと大学で、研究棟は250以上あるそうです。
同じくパイクプレイス内にあった、小ぎれいな中庭に面したお店。2週間を超える出張の初日だというのに、早速垂涎ものの本を何冊か買ってしまいました。
原住民の霊山・マウントレーニア。1年のうち90日しか姿を現さないそうで、ありがたくも申し訳なかったです。