赤子1
プラムはもっと小さかった頃、実家に連れていくと、私の母と一緒に寝ていました。
奴が人気者なのと、機嫌の悪いあんずの点数稼ぎをするために私があんずにかかりきりになるためと、そういう理由で母のベッドに泊まりに行っていたプラムです。
それがある時期から、脱走して私のベッドに戻って来るようになり、母は「プラムはもう完全にあんただけをお母さんだと認識してる」と、抱くのを諦めたのでした。
ミケちゃんは里子に行って2週間たってもまだ、向こうの家族に心を許さず、コタツに隠れてばかりだったそうです。あれからさらに2週間、もうそろそろひっくり返ってゴロゴロ言ってくれてるかな。
ミケちゃんにとって私がまだ、唯一無二のお母さんになってしまっていなかったことを、切に祈ります。