雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

呆然

仔猫は「里親さんのうちにもらわれていく」ためにうちに来るので、別れるそのときまでさびしく感じることはあっても、手放した後はその瞬間から、むしろ幸せな気持ちになります。この活動をしていてそういう気持ちになれるのは、とても幸福なことです。

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ところがミケちゃんはどうしたことだ。「望まれ度」はもっとも高かったから喜んで喜んでいいのに、それ以上にさびしい。やっぱあの控えめな性格と控えめな甘え方、そして目を失ったことによる、なんとはない情けなさのせいなんだろうな。

新しいおうちでは、譲渡後4日の時点では、隠れたままでほとんど出てきてませんでした。そろそろ元気に遊んでいい頃だと思うけど、完全に私をお母さんだと思ってたからなあ。里子に出して帰って来るときの、「マジ? あんただけ帰るの?」とでも言いたげな呆然とした顔は、忘れられません。