眼球2
きょうだいがもらわれていくと、残るは片目になってしまったミケちゃん。彼女のかわいらしくも哀れな変遷をご紹介します。
最初の写真はうちに来たばかりの頃。右目からは膿が出ていて汚れて開かず、なんともみすぼらしい気の毒な仔猫でした。来る前にかかったヤブ病院では、小眼症(誤診)と診断されていました。
これじゃどうにも貰い手は見つからん、と考えたモモ。目の周りの毛をカットしてコットンで拭くことを繰り返すうちに、やがて汚れは落ちて膿も止まり、かわいくなってきました。
右目が段々大きくなり、左目と同じ大きさになってきました。このままうまくいけば、と思ったものの、右目は濁っていてあまり望みなさそうでした。
目が腫れて腫れて一番ひどかった頃。上から見ると出目金みたいに膨らんで見えたほどです。完全に濁った眼球は、ものを見る役目を果たしていません。本人は元気ではあったものの、眼圧が高くしょっちゅう吐いてました。頭痛もあったものと思われます。
モモともっとマシな獣医師の相談の結果、摘出手術を受けたミケちゃん。まだ糸が残っていた頃ですが、吐き気は止まり、手術してよかったんじゃないかと思います。
現在のミケちゃん。なくなった眼球のぶん手術痕がへこみ、傷はすっかり消えました。美人がもったいない……でもまだまだかわいいよ!
こんなミケちゃんと一緒に暮らしてくれる、やさしくて奇特な人が現れることを祈り、いのちの会(動物ボランティア)の里親さん探しは続きます。