カモ3
カモといえば実家の田んぼにも、野良ガモが棲み着いています。
そいつらの事情が今回保護したカルガモと違うのは、カルガモではないという点です。
カルガモ農法はその名前のとおり、カルガモを使う農法で、カルガモでないカモは使われません。カルガモは稲を食べずに雑草だけを食べるようですが、他のカモは稲も食べてしまうからです。
ネズミやモグラは埋めてしまう私の父も、ツバメに示すような愛情をカモにも多少感じているのか、稲作りに自信があってカモに少しくらい食べられてもいいと思っているのか、毎年産卵する親子を田んぼに棲まわせているようです。そして子ガモが生まれてお母さんの後をガアガアと付いて泳ぐくらいになると、一匹捕まえる、といういたずらをします。
母親は怒ってものすごい勢いで追いかけてくるそうです。このいたずらには半分、カモを怖がらせてよそに追い出す、という意図も含まれてはいるのですが、おおかたはおもしろがってしているのだと思われます。