相似
小梅は真っ黒な犬です。
知人の知人の知人とこで生まれた犬で、情報が入ったので流されるように見に行きました。
2年近くたっても、私はまだ準備ができていませんでした。おまけに生まれて初めて動物を自分で「選ぶ」ことにも、強烈なためらないがあった。
それでも結局もらうことになったのは、散歩の需要がまったなしだったのと、小梅の母親が、モモのお母さんクリに似ていたからです。
村に連れ帰った最初の夜、散歩しながら泣きました。
心のどこかでモモがちょっと帰ってくるような気がしてたけど、浅はかだった。わかったのは、モモはもう永遠に戻ってこないんだ、ということでした。