雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

マップ、再び病院へ

 

マップが急速に弱っています。

前回の病院からちょっと食欲は出たようですが、どうもクチが痛いようで、あまり食べられません。黒缶なんかは食べてもクチをゆがめて顔を傾けてだいぶこぼしています。水で溶いたちゅーるやa/d缶だと、少し減っていたのでなめていたようです。

それで1週間後の3日(土)に再度病院へ行きました。今までも、注射を打ってもらって食べるようにならないときには、集中して治療してみましょう、と言われて続けて毎週通うと、2回くらいで食べるようになってくれていたのです。

この日は体重1250グラム、いままでで最低でした。

 

2度目の注射は効いておらず、今日(5日)もごはんを出すとちょっと食べたそうなようすはみせたのですが、実際にハナを近づけたあとは食べることはなく。

黒缶に(食べやすいように)水を足したもの、ちゅーる総合栄養食(食べやすいように)を水で薄めたもの、ロイカナのベビキャット極小粒、と並べてみましたが、食べてくれませんでした。もう3、4日なにもクチにしていないと思う。

 

昨日かな、まるまって横たわるマップを見て、いっちゃうのかな、とぎくっとしました。

前々回の病院(3月27日)のときには、かろうじて「伏せ」で顔をあげたりしていたのですが。

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今日は横たわったきりです。

 

今夜の点滴のとき。

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こんな姿勢はマップのデフォで、比較的機嫌の良いときです。

毎晩背中に太い針を刺されても、文句も言わずおとなしく点滴されています。エライ、エラすぎる。

 

うちにきた3年前は触るだけでびびって固まる猫でしたが、おとなしいので暴れるタイプではないです。いまではびくびくすることはなく、今日はもうちょっとひっくりかえったりしていましたが、声の出ないなきかたをしていて、しんどいんでしょうね。

息があがったりはしていないため、苦しいという感じではありません。でもクチからのよだれがひどくて、両手もクチの周りもずいぶん汚れていて、ある程度拭いてもあまりやると毛皮が濡れて体力を奪われるしクチの周りは痛がるし、あととにかく近くに寄っただけで異臭がします。一昨年の秋に亡くなったノワールくんが、最期はやはりクチがひどくて大変でした。ノワールくんの場合は口の周りの組織が一部壊死していたのでマップよりずっとひどい状態でしたけれど。

 

マップはガリガリで、特に腰回りなんか文字通り骨と皮だけで、しっぽもはりがねみたいになっちゃって、耳まで薄っぺらです。口内炎がひどいはずのクチの中も肉球も、もうほとんど真っ白です。

静かに弱ってる、という感じです。正直いって、このままなにごともなく眠ってくれれば、と思う段階です。

去年は久しぶりに誰も死ななかった年でしたが、うちでは安らかに苦しむことなく亡くなったひとはいままでいませんでした。息が苦しそうになるとほんの1日程度ですが、何度も見てきたあのようすを思い出すと、マップには穏やかに過ごしてほしいと願うばかりです。

 

今夜は点滴のあと、点滴用ベッドに入れたままタオルをかけて手をあてて、少しでもあったまるようにと思って、しばらく抱いていました。嘘みたいにぐっすり寝てくれました。

マップはダブルキャリアなので、他の猫たちを近づけることができないため、抱いて寝るなどのことができません。

今夜は点滴ベッドごとケージに戻しました。ゆっくり寝てくれています。

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