雑種の素晴らしき日々   ~村の猫部の村民日記~

主に猫の、保護活動と里親募集を個人で行っています。全員が元保護猫であるうちの猫ずの日常もたまにご紹介します。

野良さんの事故

 

今日、動物病院に行く途中で、事故にあって路上で亡くなっている猫さんを発見しました。

車通りの多い国道です。2車線の走ってないほうの路上にいたので通り過ぎてしまい、ああああと思ってUターンして、中央分離帯のあるでかい道路だったので苦労して現場に戻りました。

 

事故にあった猫さんを発見したときは、その猫さんが亡くなっていても、

・写真を撮る(あとでその猫さんのにんげんが出てくる可能性があるから)

・せめて路肩に寄せる(再度ひかれないように)

をみなさんにもお願いしたいです。

 

わたしは何度かキツネの遺体にも遭遇しているので、車には使い捨て手袋が常備してあります。

眼球が飛び出すというあまり状態のよくない遺体でしたが、恐る恐る写真を撮って(←何度遭遇しても何度抱き上げても遺体は怖い)、抱き上げて車に載せました。

なお車は、猫さんより手前に止めること。通り過ぎてからだと後ろからくる不注意な車に再度ひかれることを阻止できないことがあります。車で回収時のバリケードを作るわけです。

 

まだ温かかった。

気の毒に、と思って発進したところへ、走ってきた方がいました。はねた当事者でした。

 

運送会社の人で、仕事中の事故だったそうです。車のあいだから飛び出してきて、あっと思ったけど間に合わなかった、とつらそうな表情でした。

現場から100メートルばかり離れたローソンに車を止めて、警察に事故報告をし、警察がくるのを待っている、ということでした。猫さんは路上担当の回収業者がくる、ということでした。

 

正直にいえば、それならわたしがお金を出して火葬にしなくてすむ、と一瞬思いました。

が、回収業者が猫さんを葬ってくれるとはとても思えないし、15500円出すのを惜しんで気の毒な最期の猫さんをさらに気の毒に処理した、とのちのち気にかけるくらいなら、明日早く起きて火葬場に行ったほうがいい。

 

配送会社の人とは名刺を交換して、何か必要があれば連絡してください、はねたそちらもお気の毒でした、とあいさつして別れました。

世間には故意にどうぶつをはねるような輩もいるのに、事故に際して心を痛めて落ち込むような人が当事者で、せめてよかった、と思いました。はねたご本人にはお気の毒ですけれど。

 

 

というわけで今現在、わたしの車には気の毒な猫さんの遺体が載っています。

夜のバイトはその状態で行ったんですが、猫さんのことを考え過ぎて下りるインターを間違えてしまい、道に迷って(←絵に描いたような方向音痴)(←しかもカーナビもスマホも持ってない)30分も遅刻した。猫のご報告をして許してもらいました。

 

 

夏なら庭に埋めます(大家さんには許可をもらっています)。

うちは貸家なのに庭には野良さんの遺体が5にんぶんくらい埋まっています。埋めようと思う方がいらしたら、

・最低50センチ以上は掘る

・遺体の上にハーブをたんまり入れてから埋め戻す

のがよいです。うちでは庭に植えたミントとかたっぷり入れます。一度状態のよくない猫さんを埋めたときに、狐に掘り返されて内臓をすっかり食われてしまったことがありました。再度埋めたときに匂いが強くて困ったので、一緒にハーブを入れたら大丈夫でした。

 

明日朝、火葬に行ってきます。

 

 

 

 

 

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